佐藤さんブログ

革製品でよく聞くエイジングとは?

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革製品でよく聞くエイジングとは?

こんにちは。佐藤です。
革製品について、よく耳にするエイジングってワードの意味を知っていますか?

革製品に詳しい人にとっては当たり前のワードかもしれませんが、知らない人の方が多いと思いますので
今回はエイジングについて紹介したいと思います。

1.エイジングとは

エイジングとは「経年変化」という意味で、革製品を長く使うことで表面の色味や革の硬さが柔らかくなる事を指します。
このエイジングこそが、使えば使うほど愛着が湧く革製品の本質であり醍醐味となります。
また、使う人によって同じ製品でもエイジングの仕方により度合いが変わります。
顔がみんなバラバラの様にエイジングした革製品も世界に1つだけの存在価値が生まれます。

それではエイジングによってどのような変化が生まれるのか紹介していきます。

2.表面の変化

革小物の表面がエイジングによって【ツヤ】・【色】・【滑らかさ】が変わります。

【ツヤ】

革小物を使うと徐々に柔らかな光沢がでてきます。
この光沢のことをツヤと言います。
ツヤが出るのはオイルが革の表面を覆う事で、光を反射しやすくなります。
意図的にオイルを使用していない場合は、手から出る皮脂によってツヤが出てきます。
意図的にツヤを出す場合は革製品用のオイルやクリームを使用することでツヤが出ます。

私は意図的なツヤより、長く使ってきた歳月を味わいたいのでオイルやクリームは使用しません。

【色】

長年使っていくと革の色が変わってきます。
最初は明るいブラウンだったものが、だんだん濃く暗いブラウンに変化していきます。
この色の変化は全ての革小物で楽しめる訳ではありません。

革の色の変化は「タンニン」といわれる植物にある水溶性の化合物です。
このタンニンが含まれた革製品だと色の変化を楽しむことができます。

【滑らかさ】

革の表面には、微細な凹凸があります。
この凹凸は天然素材である証にもなります。
革を使い続けることで、この凹凸が寝ていきます。
少しずつ凹凸がなくなり、滑らかになっていきます。
滑らかさが出るにつれて光沢も際立っていきます。

3.形の変化

革の正体は「繊維の集合体」です。
鞄やポケットに入れて使ってるうちに、その繊維がギュッと押されて凝縮されます。
ハリが強く厚みのある革財布は、しなやかで柔らかくなりスリムになります。

学生時代に革靴が嫌いだった人も多いはずです。
その嫌いな理由は、履き始めで革が固く足に馴染んでいないからだと思います。

財布などの形が変わるのが嫌な人は、ズボンのポケットに入れるのをやめて、鞄に入れるようにしましょう。
あとは、財布の中を小まめに整理することが大事です。
財布の中がパンパンだったり、スッカスカ過ぎると財布の形が変わってしまいますので
安定する量を意識しましょう。

4.重さの変化

革は水分や油分を吸収するため、重さも変わります。
ズボンのポケットに入れ続ければ、湿気がたまり水分を吸収し、使用したクリームや手の油分も吸収されるので重たくなります。
重さが変わることは決して悪いことではなく、変化を楽しむという意味ではとても良い意味合いがあります。

5.まとめ

エイジングは決して汚れではありません。
経年劣化ではなく経年変化ですので、革の変化を楽しみましょう。
経年変化を楽しむには毎日使い続けることです。
手の油分が革製品に移ることで、オイルの膜でカバーされ潤った状態になります。
乾燥から守ることで、ツヤが維持されます。

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