意外と簡単なズボンの裾上げ方法!
こんにちは。佐藤です。
みなさんはズボンの裾が長いと感じたことがありませんか?
直接お店で買う際は、確認もできるし店員さんに裾上げをお願いできます。
しかしネットで購入する場合は、自分にあったサイズを購入したつもりでも、着てみると裾が長すぎた。。。
裾が長いけど明日の仕事に穿いて行かないといけないから、交換する時間もないから、そのまま履いた経験をした人も多いはずです。
裾上げって特別な技術が必要で誰でもできないと思っていませんか?
実は、裾上げってそこまで難易度の高い作業ではないんです。
今回は自宅で裾上げにトライしたい人に、オススメな方法を紹介します!
手縫いで裾上げ
準備
まずは、裾上げしたいズボンを穿いて、丁度いい長さになるように目印を付けます。
目印をつける時は、折り返してクリップやまち針で止めましょう。
丁度いい長さの目安は、靴を履いて少し覆いかぶさる位がベストです。
靴を履いて計測しないと、靴を脱いだ時に不格好になってしまう恐れがあるので注意してくださいね。
目印を付けたら、ズボンを折り返して目印の長さを測りながらズレがないように折り返してください。
生地の厚いところと、側面にある縫い目の位置でまち針で止めます。
この時、折り返した箇所にアイロンをあてておくときれいに仕上がります。
スラックスなどであれば気にしなくてもいいですが、作業服のズボンやデニムを裾上げする場合は、太めの糸と針を使って下さい。
糸の色はズボンの色に合わせた色にしましょう。
縫い方
1.手縫いの場合は、まつり縫いという方法で縫っていきましょう。
針に糸を通した後、玉結びをします。
2.玉結びが見えないように、手前の布の裏面から糸を通します。
手前の布の折り山の少し内側を表面から見えないように縫います。
3.『2』の方法を同じように繰り返し、5mm~1cm程度間隔を空けて縫い付けていきます。
4.縫い終わりに玉留めをして手前側の布に一度針を刺し、糸を切って完成です。
「文字だけではよくわからない」って人は、YouTubeで『まつり縫い』と検索すると分かりやすい動画がたくさんありますよ!
実際に私が参考にした動画はこれです!
うさこ洋裁工房さんが作成した動画
ミシンが無い場合はまつり縫いをしましょう!
慣れてしまえば、自分の好きな丈に合わせて裾上げもできるので、ぜひ挑戦してみてください!
ミシン縫い
手縫いは面倒だという方はミシン縫いがオススメです。
機械でサクッとできるので一番時間がかからない方法だと思います。
準備
ミシンの場合も、手縫いと同じように裾上げしたい、位置に目印をつけましょう。
目印を付けたら、その箇所にアイロンをあてましょう。
その後、目印より4cm程下の位置を平行に裁断してください。
裁断した部分は糸がほつれますが、内側に折り込む生地になるので気にしなくてOKです。
縫い方
1.裁断した裾を三つ折りにします。
目印に向けまず半分に折ります。
半分に折った後にもう一回折り込みます。
合計2回折ったら、アイロンでプレスします。
アイロンでプレスしたらズレないようにまち針で止めましょう。
作業服やデニムなど生地が厚いズボンは木槌などで叩くと重ねた生地の厚みが軽減できます。
2.生地に厚みのある側面の縫い目から縫っていきましょう。
キッチリと一周するのではなく、開始位置と少し重ねるように縫ってください。
作業服のズボンやデニムを裾上げする場合は、太めの糸と針を使って下さい。
糸の色はズボンの色に合わせた色にしましょう。
薄地用の針を使うと、針が折れる可能性がありますし、糸もすぐ切れる恐れがあります。
また、ミシンに余計な負担がかかり、故障の原因にもなるので注意しましょう。
「だから文字だけじゃわからない!」って人は、超便利なYouTubeにミシン縫いの動画がたくさんありますよ!
実際に私が参考にした動画はこれです!
裾上げテープ
ミシンも針も無い人や、自分で上手くできる自信がない人にオススメの方法です!
アパレルバンクでも裾上げテープは人気で、ズボンと一緒に購入する人もたくさんいます!
準備
手縫いやミシン縫いでも書きましたが、実際にズボンを穿いてどのくらいを折り込むか目印を付けましょう。
折り目を付けてアイロンをあてましょう。
裾上げテープではアイロンが必要になりますので用意しましょう。
使い方
1.ズボンを折り返して、折り目を付けた目印に合わせて裾上げテープを置きます。
2.裾上げテープを必要な長さにカットします。
裾周りの長さの+1cm~2cmでカットしましょう。
3.切ったテープを水に浸けて軽く絞ります。
ある程度水を絞ったら接着面を下にしてテープを置きます。
平置きにしたズボンの端に切った裾上げテープを合わせましょう。
テープの裏表を間違えないように注意しましょう。(ザラザラした面が接着面です。)
4.テープを置いたら当て布を置きアイロンで接着します。
アイロンは140℃~160℃(中温)にセットします。
アイロンは滑らせずに10~20秒間を目安にしっかり押さえましょう。
裾上げが面倒な人へオススメ!
スタッフ用のズボンで裾上げの必要のないズボンを探しているお客様にオススメなズボンがあります!
この2商品は裾上げの加工が不必要なパンツです。
なんと裾にボタンが付いていて裾の長さが調整できるんです!
これだとスタッフ専用に裾上げをする必要がなく、ボタンで調整してもらうだけでOK!
とても便利で色んなお店で採用されている人気のパンツです!
まとめ
慣れない作業で最初は難しいかもしれませんが慣れてくると、どれも簡単な作業です!
裾上げの基本は靴も履いて裾の長さを計測すること!
最初は布切れをズボンに見立てて練習するとイイですよ!
お店に裾上げを依頼すると割と費用がかかったり、持って行くのが手間だったりするので、自分でするのが早道です。
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