作業服を着る意味を考えたことはありますか?
こんにちは。佐藤です。
最近自宅のマンションで修繕工事がスタートし、工事会社から騒音のお詫びとして入浴剤を頂きました。
本格的に寒くなりお風呂を沸かして湯船につかる機会が多くなってきたので、嬉しい頂き物でした。
今日は檜の香りがする入浴剤を入れようと思います。
工事会社からお詫びの粗品を貰う際に、渡された人が作業服でした。
私はてっきりスーツの人が現れるかと思いました。
気になり聞いたところ、スーツだと訪問営業と勘違いされて門前払いさせられるので、実際に働く時にきる作業服で訪ねているそうです。
確かにスーツで訪問されると訪問営業だと思い、けん制してしまいます。
別にスーツを着ている人が悪い訳ではありませんが、イメージが先行してしまっているだなと思いました。
そこまで気を配ってるなんて思ってもいなかったので、すごく丁寧な対応に感心してしまいました。
みなさんは作業服を着る意味を考えたことはありますか?
恐らくほとんどの人が作業服を着る意味を考えたことがないと思います。
そこで今回は作業服を着ないといけない理由について紹介したいと思います。
作業服とは
作業服はいろいろな作業や労働をする際に着る服の事を言います。
一般的には両脇にポケットがあり、ペン差しが付いた襟付きのブルゾンとカーゴパンツやチノパンを上下で揃えたスタイルの事を言います。
建築現場などで良く目にするニッカポッカなども作業服のジャンルに入ります。
要約すると作業時に危険から身を守る事を目的とした服の事を作業服と言います。
作業服を着る主な職業
働く人全てが作業服を着る訳ではありません。
作業服を着る主な職業は、建設・建築業,工場,自動車整備,溶接工,インフラ整備,造船業,運送業などです。
企業が作業服を採用している理由
全社員分の作業服を揃えようとすると、かなりの費用がかかります。
なぜそこまでして作業服を採用するのでしょうか?
その理由は、作業服を導入する事で得られるプラスの効果があるからです。
1.従業員を危険や汚れから身を守るため
作業服を着る一番の理由は従業員を危険や汚れから身を守るためです。
高所などで作業したりする特殊な場合を除いては、基本的にどんな服装でも作業はできるでしょう。
しかし服装が自由な会社で好きな服装で作業をすると、場合によってはケガをしてしまいます。
その点、作業服は危険から身を守るために、頑丈にできています。
火を扱う現場では防炎加工が施され、刃物を扱う現場では厚手の生地の作業服があります。
また、好きな服装で作業すると汚れないように気にしないといけません。
そうなると汚さないように作業をする事に気を取られ作業効率が下がってしまいます。
従業員を危険や汚れから身を守るために作業服を導入しているのです。
2.会社の知名度を上げることができる
作業服を導入する場合、ほとんどの会社がロゴや会社名を刺繍やプリント加工で記します。
そのような作業服は、長く着れば着るほど人の目に触れる機会が増えて、覚えてもらえるようになり会社の知名度が上がります。
さらに近所の人にも覚えてもらえ「あの作業服は〇〇会社で〇〇を作っている会社だ」と口コミで広がっていきます。
この一連の出来事が会社の知名度が上がる理由なのです。
つまり、作業服は【着る広告】として活用できて宣伝効果があります。
3.従業員の意識を変える
作業服は着用する事で気持ちを切り替えることができると言われています。
作業服を着ると「仕事モード」のスイッチがONになりませんか?
スーツも同様に気持ちが「仕事するぞ!」とシャキッとした気持ちになりますよね。
作業服を着ることで仕事に集中できる効果があるのです。
4.会社としての一体感が生まれる
会社としての一体感を出すために制服が指定されている事が多いです。
人間には正しい行動や協調性を取ろうとする深層心理があるといわれていますが
同じ作業服を着ることによってこの心理が無意識に働くと言われています。
この心理は作業服に限らず、スポーツでも同じ意味合いがあります。
幅広い使い方を持つ作業服
今回の記事では【作業服=働く人】という前提で紹介していましたが、番外編も紹介します。
作業服は決して仕事場だけで使用する服ではないのです。
作業服の丈夫さや動きやすさは、農作業や自分の車のメンテナンス、アート作品などの創作、子供と服が汚れるような遊びなど…
日常生活や特別な時にも使うことができるのです。
整備作業をするときのために作られた作業服は油汚れに強い素材が使われていますし、
絵の具のインクや塗料は一度付着すると、なかなか取れません。
そんな時につなぎを着る人も多いです。
まとめ
作業服を着ることにはしっかりとした理由があります。
最近ではデザインを重視したオシャレな作業服もたくさん登場していて
デニム素材のジャケットやパンツもあり作業服を私服として着ている人もいます。
今回の記事で作業服を着ている理由がお分かりいただけたかなと思います。
少しでも作業服のイメージを良くなるようにお手伝いができればと思います!