革財布の傷の消し方。革製品に傷がついた時の対処法。
革製品を日頃から使用していると、傷がついてしまうことありますよね。
軽い傷でしたら、指で撫でると消える時もありますが、ほとんどの場合簡単に消えない傷です。
どうやったら革製品の傷を消せるのか、対処法をお伝え致します。
1.革の種類を確認
正しく革の傷を消す為にも、革の種類を確認しましょう。
革の種類によっても対処法は異なるので注意が必要です。
傷の対処をする場合、革の種類は大きく3つに分類されます。
オイルレザー、スエード、ヌメ革の3つです。
オイルレザーは、革を鞣す際にオイルを染み込ませ、耐久性としなやかさを強めたものです。
多少の傷も革の味になるので、あまり気にならないかもしれません。
スウェードとは、合成皮革の一種で、鞣した皮の内側をサンドペーパーなどで磨いて起毛してあるものです。
ヌメ革は、ヌメ革はピット層植物タンニンで鞣した革の事を指します。
植物の渋に含まれる植物タンニンを使って、皮を鞣します。
表面処理や型押しなどをほとんど行わないので、傷痕やシワ、毛穴、血管などもそのまま残ります。
このように傷に対処する際の皮の種類は3つに分かれています。
2.オイルレザーの場合
まずは、布やブラッシングをして汚れや傷部分を拭いていきましょう。
これで傷が消えれば、軽い傷です。
それでも傷が消えない場合は、クリームを使用します。
クリームを使用する際の注意は、塗りすぎない事です。
1円玉より少し小さいぐらいで、クリームを取り薄くのばしていくのがコツです。
クリームを塗り終わったら、数時間乾燥させてから、布で余分なクリームを拭き取ってください。
それでも取れない場合は、レザーマニュキュアを使用するのも手段の1つです。
3.スエード生地の場合
スエードは、基本的にブラッシングだけで傷が消えるケースが多いです。
豚毛のブラシがおすすめです。ブラシに使用されている動物の毛によって硬さが異なるので、必ず確認して下さい。
スエードの手入れに、クリームやオイルの使用はしないようにして下さい。
4.ヌメ革の場合
ヌメ革はオイルレザーよりも傷つきやすいです。
手入れもオイルレザーより慎重に行いましょう。
基本的にはオイルレザーの手入れ方法と同じ流れで、ブラッシングをして汚れやホコリを落としてから、クリームを塗ります。
可能な限り、傷を消す為のクリームの使用は控え、指の腹やブラッシングで傷を消す事をおすすめします。
5.まとめ
革製品の傷を消す際は、革の種類によって対処法が異なります。
基本的には、オイルレザー、スエード、ヌメ革の3つの対処法で充分だと思います。
革製品を長持ちさせる為にも、正しい手順で川の傷を消して下さいね。