永平寺修行1日目
永平寺ライナーで永平寺前まで到着。
16時までに受け付けを済ませお坊さんに部屋まで案内してもらい、
滞在中の作法やスケジュールの流れの説明を受けました。
三進退(さんしんたい)
についてレクチャーを受けました。
これは基本的な3つの作法で合掌・叉手(しゃしゅ)・法界定印(ほっかいじょういん)といいます。
合掌は両手を顔の正面で合わせ、中指が鼻の高さになるように腕を上げます。
この挨拶は、食事・お参り・焼香など様々な場面で行います。
叉手は左手の親指を中に握り、みぞおちの辺りで右手で覆います。
この作法は歩く時などに行う作法です。
法界定印は座禅を組む時の姿勢です。
あぐらをかいた状態で太ももの上で円を描くようにします。
早速、座禅を1時間を行います。
練習の成果をと、座禅を組みます。
うん、さっそく足が痛い。
心を無にして自然体に。
うん、足が痛い。
5分も持たずに痛い。
邪念ですね。
練習の意味がほぼありません。
無心に無心に。
無心にならなければならないと思い込み過ぎてしまい、不自然になります。
指摘を受けました。
「無理に自然体になろうとしても意味がないです。まずは邪念を捨てて落ち着かせることが大事です。」と言われました。
結果1回目の座禅は全然上手くできませんでした。
少し落ち込みました。
座禅の後は薬石(夕食)でした。
出されたのは精進料理でした。
一品一品とても優しい味で、普段食べる事のない僕には新鮮な味。
ただ、足はしびれています。
薬石(夕食)が終わると2回目の座禅が行われます。
2回目の座禅では警策をしてくれました。
警策とは座禅の時に肩や背中を打つことです。
自らお願いをして警策をして頂きました。
警策は励ましの意味を込められているとのことで、
それほど強い叩き方ではありませんでしたがピリッと気持ちが引き締まります。
座禅が終了すると時間は19時頃で入浴です。
また3時間ですが非常に密度が濃い。
精神と時の部屋状態です。
入浴が終わると消灯前の3回目の座禅です。
だんだん座禅のコツをつかみどこか楽しんでいる自分がいます。
あれ、足が痛くない。
座禅が終了し21時に消灯。
無事に1日目が終了しました。