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本革と合皮の違いとは?

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革の種類には様々な特徴がある。

革製品と言えば、本革や合皮(合成皮革)、ワニ革など様々な表記があります。

しかし、実際に革の違いを説明して下さいと言われてもなかなか難しいですよね。

感覚的に合皮よりも本革の方が良さそうと思う方も多いかと思います。

しかし、実際には、本革には本革のメリットとデメリットがあり、合皮には合皮のメリットとデメリットがございます。

では、実際に本革と合皮の違いについてご説明していきます。

革製品を選ぶ際の参考にして頂ければ幸いです。

1.本革と合皮の違いとは?

本革について

本革は、基本的に動物の革全般を総称して本革と呼ばれます。合皮と違い石油や科学薬品のような匂いは無く、革製品独特の匂いがします。
また、表面は革独特のシワなどが現れますので、経年変化します。
牛革が一般ではメジャーではないでしょうか。

合皮について

合皮は石油のような少し科学っぽい匂いがします。名称は、様々で合成レザーと呼ばれる事もあれば、PUレザーやフェイクレザーと呼ばれる事もあります。
靴の種類で、PUやエナメルと記載があるPUは合皮の事なんですね。
合皮は人工的に作るものですので、本革と違い製品の品質に差が出にくいです。

2.本革製品のメリットとデメリット

本革と合皮の違いを説明した所で、各種のメリットとデメリットについてお話致します。

本革のメリットは、大きく2つあります。
1つは、経年変化による革本来の深みを楽しめる所です。
使えば使うほど革の色味が変化してくるので、深みのある色になってきます。
2つ目は、手に馴染む重厚感です。革本来の香りと合皮とは違う重厚感があります。

デメリットは、少し手入れが必要な点です。革製品は乾燥しひび割れ等しますので、専用のクリームなどで手入れしてあげる必要があります。しかし、手入れしなくても大きなひび割れ等はしにくいとは思いますので、気にならない方は手入れなしでも大丈夫です。

3.合皮のメリットとデメリット

合皮のメリットは、汚れにくい事です。革本来の質感ではないので、手入れもほぼ必要とせず汚れにくいのが特徴です。また、価格も安価なものが多いです。
デメリットは、革本来の質感はないので、革好きな方には少し物足りないかもしれませんね。

4.まとめ

今回は本革と合皮の違いについてご説明しました。
本革にも合皮にもメリットデメリットがあるので、一概にどちらの方が良いのかはございません。

違いを考えて、どちらの方が自分の使用用途に合うのかで、革製品の良さを楽しんで下さい。

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